Q/A(中学生向け)

カリキュラム関係

1,2年生は教養ですか?

1,2年生の間は高校生「教養」に相当する授業が多くあります。これ以外に工学基礎の専門の講義と週1回半日4時間の総合工学実験実習があります

[NEW]環境物質化学コースに行きたいのですが、定員があると聞いたのですが入れるでしょうか

3年生のコース分けではコースの最大定員は35名で、成績が36位以下の学生は第2希望の他コースになります。(必ずとは言いませんが、)これまで環境物質化学コースの第1希望者は25から30人程度のことが多く、35人以上に希望者が あることは一度もありませんでした。絶対大丈夫であると保証はできませんが、しっかり勉強して希望者が多くても35位以内になれるよう 頑張って欲しいと思います。

学科制の学校では転学科があると聞きましたが、府大高専は転コースの例はありますか

制度として転コースは認めておりますが、転コース申請した学生はおりません。1,2年生の間にしっかりコース指導をしており、現在のコースに満足してくれている結果かと思います。総合工学システム学科では160名一括1学科入学で、2年間かけて、ゆっくりコースを選べるのが魅力であると考えます。

就職関係

就職活動にあたって何かサポートはありますか?

面接の練習やエントリーシート(履歴書のようなもの)の書き方のアドバイスなど、細かなサポートを行なっています。普段の授業や実験でも就職活動の資料執筆の練習となるようなレポートや課題などが出され、これら課題をこなす間にある程度の文章力が付きます。また実験により口頭試問や実験報告などがあり、実験の間にコミュニケーション能力も向上します。

府内の企業に就職したいのですが可能ですか?

毎年、地元の企業からも多数の求人があります。そのため、関西圏に限定して就職先を探すことも十分に可能です。大手企業は全国に支店や工場を持つため、全国各地で働くことになりますが、希望を出せば大阪に限らず、希望したエリアでの勤務が可能になることが多いです。

進学関係

大学院に進んだ後はどうなるのでしょうか? 就職は本科からのほうが楽でしょうか?

本校専攻科から大学院に進む事例が多いことは説明致しました。その後の調査は十分でありませんが、何割かは大学院の修士課程で終わらず博士課程に進学しております。AコースのOBのうち、博士課程を修了して、大学の助教として勤めている卒業生もおります。また、博士課程を終えて企業に就職する卒業生もおります。進路は様々ですが「研究」の道に進みたいのであれば是非大学院に進学してください。但し、大学院、特に博士課程を修了して、必ずしもみんなが大学や企業の希望する研究職に就けるかどうかは保証できず、あとは本人の努力次第です。比較にはなりませんが、お尋ねの通り就職そのものは高専の本科・専攻科のほうが学校推薦があるので確実です。

阪大の理学部など国内はどこへでも編入学できるのでしょうか?

Aコースから編入学できる大学は限られています。大阪大学の場合は基礎工学部と工学部は編入の枠がありますが、理学部にはその枠はありません。理学部の編入例として大阪市立大学の理学部に編入は可能です。なお、専攻科を修了すると理学部にかぎらず、原則国内のどの学科でも大学院を受験する資格はあります。

大学編入学って何ですか?

大学編入学とは、本校卒業後に大学の3学年(一部の大学では2学年)に入学することです。現在、府内の大学はもちろん、全国の大学で高専からの編入学を受け入れています(ほとんどの国公立大学の工学部で受け入れが行なわれています)。環境物質化学コースの特徴として、工学部に限らず、基礎工学部や理学部、理工学部、農学部など比較的幅広い学部にチャレンジすることもできます。

編入には「編入学試験」がありますが、本校での日々の勉強をしっかりと行なっていれば、多くの場合、合格することができます。最近は編入の他、環境物質化学コースから本校の専攻科応用化学専攻に進学して、大学院や就職を目指す学生も増え始めました。

その他

家は遠いですが通学できるのでしょうか?

大阪南部から通学している学生もいます。かつては岬町から通っている女子学生もおりました。大阪府内の場合は多少遠くとも安心して通学でき、卒業できると思います。本校ウェブサイトのQ&Aに主要地点からの通学時間も載っています。

体験入学の実験中、本校学生どうし仲が良さそうですが同じ学年ですか?

今日参加した学生は5年生と専攻科生が混ざっています。5年生は30名ほどいますが、クラスメイトは当然仲が良いです。専攻科生は各学年5,6名ですが、各研究室の先輩としてしっかり5年生を指導しています。研究室の5年生(卒研生)のお兄さんお姉さん役として、他の研究室を訪問すると必ずおられるので顔見知りであることは多いです。高専1,2年生ではあまりわからないかもしれませんが、上級学年になると研究室に居る時間が増えるので、各研究室の先輩である専攻科生と親しくなるようになります。

定員ぎりぎり(160位)の成績で入学すると留年しますか?

統計を取ったわけではありませんが、必ずしもぎりぎりで入学した学生がいつも留年するわけではありません。合格者が160名なら160位の学生は必ずおりますが、かつては成績最下位の学生が東大に進学した例もあり、入学時の「160位」だけを心配する必要はありません。合格したということは本校で学ぶには十分な実力があると考えて良いと思います。それより合格後しっかり勉強して良い成績を取れるよう努力してください。留年で多い例は、

  1. ゲームやアルバイトをやり過ぎて勉強の時間がなくなる(テレビゲーム、オンラインゲーム、スマートフォンゲームなど、最近はさまざまな理由があります)
  2. (さまざまな理由があるが)不登校で学校に出てこない
  3. 宿題やレポートなど決められた課題を出さない

が多いケースだと思います。日々の勉強をしっかりやって、提出物を出し、試験勉強をすれば自然と良い成績を残せると思います。

[NEW]部活動は盛んですか?

体験入学に来られた方は近畿大会の成績の掲示を見られたのでご存じかと思いますが、運動部・文化部とも活躍しております。東田が顧問を担当する剣道部では4Aの剣道部女子キャプテンが近畿大会個人の部で優勝し、全国大会に出場します(2017年度)。

[NEW]中学時代欠席がちでしたが、これが原因で合格しないことはありますでしょうか?

本校の入試は推薦・学力とも中学校の「調査書」の結果だけを見ますので、欠席日数で合否を決めるものではありません。但し、入学後は講義も重要ですが、実験実習は必修で休んでもらうと困りますので、できるだけ皆勤賞が狙えるよう、しっかり体調を整えてから入学できるようにしていただきたいと思います。